中山競馬場
暮れの大レース有馬記念が開催される競馬場としても有名な中山競馬場。
クラシック第一弾の皐月賞、秋のスプリント王決定戦スプリンターズステークス、2歳チャンピョン決定戦朝日杯フューチャリティーステークス、国内最大の馬券売上げを誇る暮れのドリームレース有馬記念と4つのGⅠを中心に、障害GⅠである中山大障害や中山グランドジャンプが唯一開催される競馬場でもあり、平地最大距離の3600mを走るステイヤーズステークスや、その他にも多数の重賞競争が開催されます。
この中山競馬場の最大の特徴は内外で大きく変わるコース展開と、中央4大競馬場の中でも最大の直線の短さ、そしてゴール前の大きな坂が中山競馬場を代表する特徴となっています。
この直線の攻防は馬の上がりに影響し、直線の短さから直線手前では上位につける必要があるのと、坂を登るための安定したラップ刻みよりも、馬の切れる末脚というのが要求されてくるのです。
直線が短いため比較的内枠が有利となる事が多く、比較的上位のインを主張できる馬が最も有利となります。
またこの中山競馬場の特徴の一つと言えるのが、距離毎のコースの特殊性です。
特にGⅠレースが行なわれない一般競争が主体となる距離では、良い馬の騎乗機会が多くキャリアのある上位関東騎手が必然的に有利となり、GⅠを除く重賞競争での関西騎手参戦時には、中山競馬場のコースや距離の経験不足から、苦戦を強いられる事が多いのも中山競馬場の特徴と言えます。
中山競馬場の馬券戦術
中山の直線と並び大きな特徴と言えるのが、内外のコース毎のレース展開の大きな違いです。
内コースでは角度のあるコーナーで、比較的コーナーワークが重視されますが、外コースでは2コーナーから4コーナーまで緩いカーブのため、コーナーでもたれる馬が少なく、実質直線を走る状態となり、その不利を避けるため騎手はスタート後最初に前に位置する駆引きの必要が生じてくるのです。
特に距離が短くなるほど外コースでは内有利の傾向が強くなります。
まずはこの内外でレース展開が大きく異なる事を念頭におき、該当レースのコース毎の内外の条件を調べる事が、中山競馬場の馬券予想では必須です。
それを踏まえた上で、レース毎の道中の展開を予測し、直線で最もロスが少なく回れる馬を予想する必要が生じてきます。
一般に外コースでは距離が短くなるほどテンの脚が必要になってくるため、枠順と行き足のある馬が最もインを主張しやすく、内コースでも比較的コーナーロスが少なく外に膨れる心配の無い、内枠を主張できる先行馬が基本有利なのです。
内に殺到するケースも多いため行き足の遅い馬などは、内回りでは大きな不利を受ける事になりますが、外回りであれば緩いカーブを活かした、馬の捲りのタイミングも重要になってきます。
関東の上位騎手は比較的中山での騎乗経験が多いため馬の実力と比較し、基本は上位騎手の騎乗する馬を中心に馬券を購入する事が最も有効な馬券戦術です。